約 153,893 件
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/582.html
珊瑚といえば斧。それはあいつを知る誰もが認めることだろう。 刃の部分が身の丈ほどはある斧を、彼女は自分の手足のように自在に扱う。 その姿を初めて見たとき、俺もかなり驚いた。 『この斧の輝きにかけて、主の命をお守りしよう』 俺があいつと初めて契約したときの一言。 ……ま、ぶっちゃけこのご時世、珊瑚の斧に身を守ってもらうことはほとんどないだろうけどな。 「主、何か顔についているか?」 「ん……いや、別に」 まぁ、どうしてそんなこと思ったかって、俺の目の前で珊瑚が斧の手入れをしているからなんだがな。 ここに来て全く血に染まったことのないそれは、なんというか美術館に飾ってありそうな感じだ。 薔薇とかいろいろな彫刻が浮き彫りにされていて、武器として扱うようには見えないからなおさらそう思う。 「なんつーか、毎日飽きないよなぁ、それ」 「ん、手入れの事か? 当然だろう、戦場を駆けるための相棒なのだから」 「戦場、ねぇ……」 戦場なんて俺はまず近寄らないな。まぁ日本がどーにかなって徴兵でもされれば別だけど。 「でもさぁ、そんなに大きな斧だと扱いにくくないか? 自分の身長と同じぐらいあるし」 「確かにそうかもしれぬな。だがこれは何というか……某にとって決意の表れのようなもの、だろうか」 「決意?」 「うむ、全力を以て主を守り、戦い続ける。そういうことだ」 戦い続ける、ねぇ。 珊瑚はどうしてそんな生き方、選んだんだろうな……。 乙女なら乙女らしい、そういう生き方もあるんじゃないのか。 「なぁ……こういうこと聞いていいのか分からねぇけどさ……」 「ん、何だ?」 「……珊瑚って、どうして戦うんだ?」 あぁ、やっぱりやばかったかな。珊瑚が黙ってしまった。 「あぁ、悪いな。やっぱり話しにくいことだよな」 「……いや」 小さく呟く。 「……主、後悔をしたことは、あるか?」 そして、小さくそう尋ねてきた。 「後悔? そりゃまあいろいろと……今考えてみたら、下らないことだけど」 「ふふ、そうか。あまり後悔はしたくないものだな、お互い」 「まぁ、な……」 珊瑚がときどき見せる、あの寂しげな笑顔。 どうしてだか、俺はこの顔を見るのはあまり好きじゃない。いつも何か下らないことを言って珊瑚を呆れさせたり、笑わせたりしようとする。 でも今はそんな空気じゃない。そんな空気を、望んでいない。 「某も、たくさん後悔をしているのだぞ」 「そりゃまぁ、俺より長生きだもんな」 「まあな……その後悔をしないために、某は戦っている」 後悔をしないために……。 結局それ以上聞く気にはなれなかった。 「はぁ……」 やっぱりダメだ。 珊瑚のあの顔を見ていると、どうしても目を合わせることができない。 だからって外に出て何の解決になるのか。先ほどの疑問が大きくなるばかりだ。 「こんにちは」 「え、こんにちは……あぁ、ペリドットか」 緑の多い、眼鏡が似合うほんわかした女性。 宝石乙女お姉さん組の一人、ペリドットだ。珊瑚が世話になっていて、互いによく知っている。 「浮かない顔をしていますけど……珊瑚と喧嘩でもしましたか?」 「いや、そーいうわけじゃねぇんだけどな」 ……そういえば、ペリドットは珊瑚の師匠なんだよな。 「……あー、ちょっと聞きたいことあるんだけど、いいか?」 聞くだけでは申し訳ないということで、近くの喫茶店でお茶を奢ることに。 「あの子が戦う理由、ですか」 「後悔しないためっていうのは聞いたんだけどさ……どうもその先が聞きにくくて」 紅茶を一口。 そしてカップを置き、こちらに顔を向けるペリドット。その顔は相変わらずの穏やかな笑顔だ。 「珊瑚が気になって仕方ないのですね。ふふふ」 予想外の一言に、コーヒーを吹きそうになる。 何を言い出すかと思えば……。 「あのなぁ……」 「やっぱり、あの子のことが好きなんですか?」 「し、しし、知るか!」 「ふふふ、照れなくてもいいんですよ」 何故こんな中学生みたいな会話を……。 「でも、あの子もきっと貴方のことが好きなんですよ。だから戦ってるんだと思いますけど」 「いや、そうじゃなくて。なんというか……珊瑚が戦うきっかけってのが知りたいんだよ」 あえて珊瑚が俺のことをどーのこーのというところはスルーする。 そのスルーが気に入らないのか、ペリドットはどこかつまらなさそうな気も。 だが、溜め息を一つつき、相変わらずの笑顔を浮かべて一言。 「あの子、怖がりなんですよ」 当たり前、そんな感じの口調だった。 だが、俺はそれを自然に受け入れられた。あいつ自身の口から聞いたことがあるから……一度だけ。 「私たちは長い時間を生きてきました。いくつかの歴史の転換期だって、その目で見てきました……その中で、とても多かった物が一つ。分かりますか?」 「え……せ、戦争?」 「当たりです。人間は、争いで物事を変えようとするのが好きなのでしょうね。私のマスターも、何人かは戦争に赴きました」 「……その、やっぱ帰ってこない人とか……」 「ええ、いました」 聞くべきではなかったのかもしれない。 宝石乙女っていうのは、マスターの死を何度も経験してきているんだ。ただでさえ辛いはずなのに、戦死だと? 思い出したくないに決まっている。 「すまない。辛いこと聞いちまって」 「気にしないで下さい。あの子のことが好きなら、知っておいてくれた方がありがたいですから」 「だ、だから……まぁいいや」 「素直じゃないんですね」 「うるせっ。で、珊瑚もやっぱりそういう……マスターが、戦死を?」 「いいえ」 短く、率直に答える。 「あの子は、マスターを戦争で失ったことはありません。ただ、今から数十年前に大きな戦争、ありましたよね?」 「……第二次世界大戦とか、そんなのか?」 「はい。あの子のマスターはその戦争に赴き、そして片足を失って帰ってきました」 片足、か。 生々しい話だ。お茶の場の話題ではない気もする。 「あの子、負傷したマスターの姿を見て、ひどく怯えていました。どうして自分のマスターが、こんなことにならなければならないのかと」 「……何というか、あいつらしいな」 「ええ。でもやがて、それは後悔に変わりました。自分がマスターを守るべきなのに……と」 『某も、たくさん後悔をしているのだぞ』 あの寂しい笑顔を浮かべながら告げた一言。 なんだよ、俺の下らない後悔よりずっと辛いことじゃないか。それをあんな顔で……。 前言撤回、あいつは臆病じゃない。俺なんかよりずっと強い。 「最初はそのマスターの脚代わりになるための訓練として、私のもとで修行をしていました。でも、決意ができたのでしょうね」 「……マスターを守るために、本気で武術を?」 小さく、一回だけ頷く。 「そっか……」 沈黙。 その中、コーヒーを一口含む。 せめてあいつの口から聞いてやるべきだったのかもな……やたらとコーヒーが、苦く感じる。 「なんか、甘いモンでも食うか?」 「そうですね。あ、ここのホットケーキはですねー、とっても美味しいんですよ」 そのあと、神妙な顔つきの男とホットケーキを食うという、妙なことにつき合わせてしまった。 そんなペリドットと別れ、ビニール袋片手に家へと帰る。 「あっ、マスタぁーおかえりっ。それおみやげー?」 「何でもお土産にするなって。まぁ、プリンなんだけどな。晩飯の後にみんなで食おうぜ」 「やったーっ」 天河石にビニール袋を渡し、居間へと向かう。 「おい珊瑚ぉ、まだそれやってたのか?」 そこには、相変わらず道具を広げて斧の手入れをする珊瑚。 「ああ、おかえり。今終わったところだ」 「ふーん。相変わらずご苦労なことだな」 「まあな、某もそう思う。それより主、さっきの話なのだが……」 予想外、いきなりさっきの話を切り出されるとは。 「お、おう。なんだ?」 なるべく焦りを悟られないように、普通に振る舞う。 まさかさっきの話をあいつ自身から……。 「何を堅い顔浮かべているのだ?」 「べ、別にいいだろっ。それより何だよ」 「ん、ああ」 珊瑚の顔は、いつも通りのすました笑顔。 そして一言……。 「主を守るための戦いに、理由など必要ないと思うぞ。それ自体が理由なのだから」 ……こいつには勝てる気、全然しないわ。やっぱり。
https://w.atwiki.jp/2ch_terror/pages/22.html
ある日僕は学校の美術室の掃除当番だった 早く終わらせて帰ろうと思い急いでいたら 一枚の絵が大事そうに飾られているのを見つけた その絵はとても綺麗な女の人の肖像画だったが 少し不気味で目に特徴があった とても大きな瞳でこっちをみている気がした なんだか怖くなり急いで掃除を終わらせ帰った 次の日学校は大騒ぎになっていた 例の美術室の絵が盗まれたのだ 最後に絵を見たということで僕は美術の先生にいろいろ聞かれた 「なるほど掃除をしてた時にはちゃんとあったんだね」 「間違いないです、あの絵は高価なものなんですか?」 「あれは『眠りに落ちた美女』といって私の知人の画家が自分の娘 の寝顔を見て描いたものなんだ、特に価値はない 最も画家も娘ももうこの世にいないけどね」 「そうなんですか・・・」 解説: 寝顔なのに「こっちをみている気がした」
https://w.atwiki.jp/2ch_terror/pages/14.html
クリスマス、トムはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていた。 朝起きるとクリスマスツリーの下にプレゼント箱が3つあった。 窓からサンタが中を覗いているのが見える。サンタはニタニタと 笑いながらトムを見ている。トムはニタニタ笑っているサンタを見て少し 不機嫌に思いながらもプレゼントの置いてある所に行った。 トムはまず 一つ目のプレゼントを手に取った。サンタは更にニタニタと笑っている。 プレゼントの箱を空けると中から長ズボンが出てきた。 トムは少しがっかり したような表情をしながらも次の箱を手に取った。 サンタは腹を抱えて 笑っている。二つ目の箱を開けると中からサッカーボールが出てきた。 トムはますます不機嫌になり、とても腹が立った。 トムは続けて一番大きな最後の箱を開けた。 すると中から自転車が出てきた。サンタは雪の上を転がりまわって笑っている トムはとうとう耐え切れなくなって泣き出してしまった。 解説: トムには足が無い。 関連:クリスマス、トムはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていた。 (改変)
https://w.atwiki.jp/2ch_terror/pages/56.html
私は機内アナウンスで目を覚ました。 いつの間にか眠ってしまったようだ。 眼鏡をかけ、飛行機の小さな窓を見ると、もうすっかり暗くなっている。 (あぁ、長い出張もようやく終わる) 幸い、空港と自宅は近い。 既に、私の頭はベッドで眠る事でいっぱいである。 自宅に着くと、私は荷物を放り投げて風呂へ向かった。 おざなりにシャワーを浴びつつ、疲れを癒す。 独り暮らしであっても、やはり家は良い。 風呂から上がった時には、凄まじい眠気で辺りが歪んで見えた。 私は自分を叱りつつ、コンタクトレンズを取り出しにかかる。 何時間のフライトだったか……、寝てしまったせいで、なかなかレンズが取れない。 (今度からは外してから眠らなくては) ペリペリ、と音がしそうだ。 ようやく外した後も、まだ両目は痛んだ。 目薬はどこだったか……
https://w.atwiki.jp/2ch_terror/pages/35.html
ある男の所に、見知らぬ紳士が箱を持ってやってきた。 その箱にはボタンが付いていて、それ以外には何も仕掛けらしきものは見あたらなかった。 その紳士は穏やかな口調で男に言った。 「あなたがこのボタンを押すと、どこか遠い場所で、あなたの知らない人が死にます。 そのかわり、このボタンを押して頂けましたら、あなたに100万ドルを現金で差し上げましょう。」 そう言うと、紳士はボストンバックを開き、中に詰め込まれた札束を見せた。 男が躊躇うと、紳士は3日後に箱を取りに来るから、 それまでに決心して欲しいと言って去っていった。 男は悩んだが、誰も知らない人間なのだからと、最後の日にボタンを押した。 翌日、紳士が現れ、男に礼を言って100万ドルと引き替えに箱を回収した。 紳士が会釈して去ろうとしたとき、男は紳士に尋ねた。 「本当に人が死んだのか?」 すると紳士は答えた。 「はい。確かに昨晩、遠い場所で、あなたの知らない人が死にました」 男は良心が痛んだが、目の前の札束を見て自分を納得させた。 「もう一つ教えてくれ」 「はい、何でございますか?」 「その箱はどうするんだ?」 すると紳士は微笑んで言った。 「どこか遠い場所の、あなたの知らない人に届けます」 解説: ボタンを押した人間はその次にボタンを押した人間によって殺される。 そしてまたその次に押した人間に……という堂々巡り。
https://w.atwiki.jp/2ch_terror/pages/61.html
とてもやかましい店だったので、そのパチプロ、 耳栓替りにパチンコ玉を左右の耳に詰めました。 ところがあまりぎゅうぎゅう耳の奥に詰め込んだので、 これが抜けなくなったのです。 耳掻きで取りだそうにも耳掻きをこじいれる隙間もありません。 一計を案じ、息子の持っている磁石で吸いだそうとしましたが、教材程度の磁石ではとても無理。 そこでそのパチプロ、知人が勤めるある企業の研究室を訪れました。 以前、そこの研究室に実験用に超強力な電磁石があるという話を聞いていたからです。 知人は呆れ返り 「はっはっは。バカなやつだなぁ。まぁいい。うちのは無茶苦茶強力な磁石だから、 簡単に抜けるよ。そこのところに耳をつけて」 パチプロは装置の磁石の所に、まず右の耳をつけました。 知人が電磁石のスイッチを入れます。 言葉どおり、その磁石は超強力で、パチンコ玉は瞬時に磁石に引き寄せられ、 カキーンカキーンという衝突音が研究室に響き渡りました。
https://w.atwiki.jp/2ch_terror/pages/57.html
痛い話、コピペ 私は機内アナウンスで目を覚ました。 とてもやかましい店だったので、そのパチプロ、耳栓替りにパチンコ玉を左右の耳に詰めました。
https://w.atwiki.jp/kashiwamochi/pages/65.html
54話の200 ◆nsW7hSJzCQ さん発言集 青色発言が200さんです。 719 本当にあった怖い名無し sage ▼ 2007/06/29(金) 09 16 36 ID TYxL/0sJ0 [1回目] 715 717 ノシ 亀さん発言。 廃太子なく捕縛。捕り手が出る。 皇室権威を貶めたい方がいるということになりますね。 皇室を貶めたいのは誰? 「悲劇の皇太子」「おかわいそうな雅子妃」とならないようにしないと。 720 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/29(金) 09 17 40 ID TYxL/0sJ0 [2回目] あれ、またID変わってる・・・。 727 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/29(金) 09 31 05 ID TYxL/0sJ0 [3回目] 722 いただきます つ~旦3 731 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/29(金) 09 43 41 ID TYxL/0sJ0 [4回目] 729 書き方が悪かったです。 今以上に「かわいそうな雅子妃」としたい集団がいる、ので そうならないようにしないと、ということです。 病み上がりなのに、福井にモンゴルにと 皇太子様ご公務に励まれて、その為に・・・ なんておいたわしい! 雅子様も背の君が・・・なられて、心細いでしょう おかわいそう! を狙っていると思われますので。 766 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/29(金) 15 54 13 ID 3AyW4pjH0 [1回目] 765 見える見えない関係なく届いているとか>がんばれ 小躍りしながら遊弋しているんだそうです。 773 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/29(金) 16 18 25 ID 3AyW4pjH0 [2回目] 769 もれなく龍神様に届きますから、はちにも届きますね。 770 さぁ・・・。 人んちの神棚の榊と戯れてたちび龍神様に 「あんた誰?」「・・・はち」 以来、はちです。 778 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/29(金) 16 31 25 ID 3AyW4pjH0 [3回目] 777 あちらでは結構見ますよね。>同一ID まさかここでも見るとは、驚きました。 883 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/30(土) 08 40 18 ID IiXBvFQN0 [1回目] はちから伝言です。 「いつも、頑張れって、ありがとう!がんばるから みんなも明るく元気でいてね!」 892 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/30(土) 10 41 03 ID IiXBvFQN0 [2回目] 上の方をささーっと読んできました。 ・皇祖霊で強硬派はいません。皇太子を罪人扱いしたい方は いらっしゃらないですから、強硬に押し進めようとする方=皇祖霊の一部強硬派とは 捉えないでくださいね。 ・白い花は、御所車炎上の熱でしおれました。 日嗣ぎの皇子の資格を有したまま引っ立てようとすると 皇太子でありながら幽閉された方や討たれた方が黙ってませんよ・・・ それが一番厄介なことですから。 910 200 ◆nsW7hSJzCQ sage ▼ 2007/06/30(土) 11 52 32 ID IiXBvFQN0 [3回目] 909 その前後に公務がぎゅっ、と入ってますね。
https://w.atwiki.jp/roukaboushi/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/roukaboushi/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list